制汗剤って何?正しい使い方と選び方の5つのポイント

ワキ汗対策として手軽に使えて、持ち運びにも便利なのが制汗剤です。ですが、制汗剤を買いに売り場に行くと、様々な種類のものが売られていて、一体どれを選んだらいいの?デオドラントと何が違うの?と思う方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、制汗剤とデオドラントの違いや制汗剤の選び方について、説明していきますね。

筆者紹介山さん大手エステチェーン2社にて店舗開発の責任者として200店舗以上の出店業務を担当。美容業界専門行政書士・AJESTHE美肌エキスパート(日本エステティック協会)小池現役看護師 自分の体に強いコンプレックスを感じ、各種二重整形を始め様々な整形術・ダイエットを行った経験を持つ

制汗剤って何?

山さん(美容エキスパート)ワキガと多汗症一つ目のおすすめはこちら東京美容外科、青森から沖縄まで全国14院展開する大手美容外科です。わきが・多汗症治療の実績が多いのが特徴!小池(看護師)美容整形二つ目のおすすめはこちらご存じ湘南美容クリニック、全国津々浦々60院展開している日本最大級の美容クリニックです。わきが・多汗症治療の症例写真だけでも約2000件掲載しています!

文字通り、汗が出るのを抑える効果のある成分が入っている製品です。スプレータイプのものやスティックタイプ、軟膏タイプといろいろありますが、肌に制汗作用のある成分を付け、毛細血管を収縮させ汗腺を閉じることで汗が出るのを抑えます。

また、汗腺から出た汗を制汗剤の成分と結びつけ汗腺の出口を塞ぐものもあります。暑い日のワキ汗対策としてだけでなく、多汗症やわきがの症状の軽減対策としても使えます。

制汗剤とデオドラントの違い

制汗剤を買いに売り場に行くと、デオドラント並んで売られていることもあるのでどうも2つがごっちゃになりがちですが、制汗剤とデオドラントは別物です。

簡潔に説明すると

制汗剤 → 汗を抑える
デオドラント → 臭いを抑える

と、2つそれぞれの機能が違います。

制汗剤は汗を抑え細菌が繁殖する環境を作らないようにすることで、間接的に汗やわきがの臭いを抑えます。デオドラントの方は臭いの原因となる細菌を殺菌する作用のある成分が含まれていて、臭いの原因を直接的に断つという効果があります。

ただし最近では、制汗剤とデオドラント両方の効果を持つタイプの汗と臭いケア用製品も発売されているので、やはり2つはごっちゃになりがちです。

制汗剤は汗をかく前に使う

汗をたくさんかいた後に制汗剤をつけても、あまり意味はありません。制汗剤は配合されている有効成分が使用した部分の毛細血管を収縮させ、汗が溢れ出るのを抑えます。制汗剤は汗をく前の清潔な肌に使ってこそ効果を発揮するんですね。

朝起きて、出かける前に制汗剤をつける人がほとんどだと思うのですが、実はベストなタイミングは夜入浴後なんです。入浴後の一番肌が臭わない時に制汗剤をつけておくと良いそうですよ。

日中使う時には、汗拭きシートなどを使い汗、角質、皮脂をしっかりと拭き取ってから制汗剤をつけるようにしましょう。

使いすぎに注意

制汗剤はたくさん使えば使うだけ汗が出なくなるというものではありません。あくまで汗の量を抑えるもので、完全に汗をストップさせることはできませんし、殺菌作用のある制汗剤をやたらと使うと肌に必要な雑菌まで殺してしまい、悪玉菌が増えてしまうので逆効果になります。制汗剤の使いすぎで臭いが悪化してしまうこともあるので、制汗剤は正しく使うことが大切です。

運動をした後、汗をかいた後にワキを冷やしたくて制汗スプレーをかける人もいますが、そういった誤った使い方はしないほうが良いでしょう。

制汗剤の選び方

制汗シート、制汗スプレー、制汗クリームなどなど、「制汗」作用のある製品は溢れかえっています。一体どれを選ぶのが良いのでしょうか?

体臭が強くない人

ニオイが気にならない人は、制汗シートでさっと拭く程度で十分でしょう。拭くだけでは不安という人は、使った後の肌のサラサラ感が長持ちするパウダータイプのシートがおすすめす。

わきがが軽度の人や、特にニオイの問題が無い人は、強い殺菌効果のある制汗剤は使わないようにしましょう。悪い菌の繁殖を防ぐ良い菌まで殺菌してしまい、かえって体臭が強くなってしまうことがあります。

ワキ汗の量が多め、汗臭さが気になる人

よく汗を拭き取り、皮脂や汚れのついていない清潔な肌にスプレータイプの制汗剤を使いましょう。汗をかいた状態でスプレーをしても汗と一緒に流れてしまいます。汗拭きシートなどでワキの汗や皮脂を拭き取ってからスプレーを使うとより効果的です。

臭いが強い人、わきがの人

直塗りタイプのものがおすすめです。スティックタイプクリームタイプのものを使い、肌にしっかりと成分を塗り込みましょう。

汗の量が多い人、多汗症の人

汗を抑える効果のある飲み薬(プロバンサイン / 臭化プロバンテリン)や、汗を抑える効果が非常に高い塗り薬(塩化アルミニウム液)があります。どちらも医師の処方箋が必要な制汗薬なので、専門の病院・クリニックに行き処方してもらいましょう。

医薬品なので、体調や他の薬との飲みあわせにより副作用が出ることも考えられます。個人輸入で外国のものを自己判断で使用することは危険なので絶対に止めましょう。必ず、専門医に相談してくださいね。

子供に使う場合

制汗剤は子供が使用しても良いかどうか、判断に困ることがありますよね。子供は代謝が良く皮脂もたくさん出ますし、汗をかきやすいので、軽い制汗剤では不十分な場合が多いのです。

朝学校へ行ってから、部活や塾などを終えて帰宅するまで持続する制汗剤となると、スプレー式のものより直接肌に塗るクリームタイプの方が効果が長持ちするのでおすすめです。

高級なわきがクリームの中には子供の使用を勧めている製品もあるので、子供向けのものを探してみると良いでしょう。安い市販品を使って効果が無いよりは、多少コストをかけても効果のあるもの、そして子供の肌に合うものを選ぶようにした方が良いでしょう。



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